医療事務 専門学校

この資格ってどの資格?

医療事務資格の最高峰の試験とも言われる「診療報酬請求事務能力認定試験」のこと。
この資格を持っていると、医療事務として働く上でメリットがたくさんあります。
試験は難易度が高く合格を目指すのであれば、それ相応の準備が必要です。
このページでは、診療報酬請求事務能力認定試験についての基礎知識や勉強方法などを紹介します。

そもそも診療報酬請求事務能力認定試験って何?

診療報酬請求事務能力認定試験は、内閣府認定の公益財団法人である日本医療保険事務協会が実施している資格認定試験です。
医療事務には国家資格のものはなく、民間の団体が試験を実施し、認定している資格のみです。
その資格の種類は医科の医療事務の資格だけ見ても、技能認定振興協会(JSMA)の医療事務管理士認定試験や、日本医療教育財団の医療事務技能審査試験など様々あります。
数多くある医療事務の資格の中でも、最高峰の資格試験と言われているのがこの診療報酬請求事務能力認定試験です。
平成6年12月から始まった資格試験で、毎年7月と12月の年2回、全国17か所の主要都市で一斉に開催されています。
診療報酬請求事務能力検定と呼ぶ人もいますが、正式名称は診療報酬請求事務能力認定試験です。
試験の内容は、診療報酬請求事務(レセプト)受付業務、会計業務、オペレーター業務など、医療事務全般のスキルが試されます。
医科と歯科に分かれており、それぞれ学科試験と実技試験があります。
受験資格は特にありません。
年齢や実務経験など関係なく、誰でも受験することができます。

医療事務資格の最高峰と言われる理由は?

最高峰と言われる理由は主に2つあります。
1つは、試験の難易度がかなり高いところです。
医療事務として働いている人のスキルの一定化と向上のために設立された試験ですので、他の資格試験に比べて難易度が高くなっています。
平成25年の受験者数は16,124名で、その合格率は実に31.7%でした。
このように合格率が低いことからも、医療事務資格の中でも特に難しい試験だとわかります。
そしてもう1つの理由は、難易度の高さから、その資格の権威性も抜群であるところです。
この資格を取得していることで面接時には強い武器となりますし、就職面でかなり有利になります。
また、医療事務の実務経験がなくても、合格者は何かと恩恵を受けることが多い。
はっきり言って、この診療報酬請求事務能力認定試験以外の医療事務の資格は、就職や給料面で確実に役に立つというものではありません。
在宅試験がOKなものなどは、あくまでも医療事務の基礎知識の確認テストのようなものだからです。
もちろん、医療事務の基礎知識があると認められる点においては、他の資格にもメリットがあります。
しかし、この診療報酬請求事務能力認定試験を合格している場合には、それだけで医療事務のスペシャリストと認められるので、即戦力として採用されやすく、給与面でも優遇されやすくなります。
医療事務として、確実に就職やスキルアップに繋げたいのであれば、この診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すのがいいでしょう。

診療報酬請求事務能力認定試験のための勉強法は?

診療報酬請求事務能力認定試験に向けての勉強法は大きく分けて3つあります。

 

独学

参考書や過去の問題集を購入して、自分で勉強を進めていく方法。
費用はかなり少なく済むのがメリットです。
ただし、ある程度は医療事務の実務経験がある人でないと、この勉強法はかなり難しいでしょう。
実務経験がない人には理解しづらい内容が多くかなり効率の悪い勉強法となりますので、初心者には向いていない方法です。
また、診療報酬改定によって、2年に1度点数改正が行われます。
独学の場合はその改定に合わせて、自分で新点数に対応していく必要があるのも難しいところとなっています。

 

通信講座

好きなところで好きな時間に勉強できるので、忙しい人でも勉強しやすい方法。
わかりやすいテキストや問題集が用意されているので、効率良く勉強できます。
医療事務の知識を深く掘り下げた内容の勉強をしていくので、実務経験がない場合は難しいことも多いですが、独学とは違い質問が可能なので初心者でも取り組みやすくなっています。
ただし、現状では診療報酬請求事務能力認定試験に対応した通信講座はあまりありません。

 

通学

費用がかかりますし、定期的に専門学校へ通う手間もあります。
しかしそういったデメリット以上に、メリットが多いのがこの勉強法です。
実務経験がない人でも、診療報酬請求事務能力認定試験に合格する可能性は一番高いでしょう。
通学では、年2回となる試験日に合わせてカリキュラムが組まれているので、無駄なく勉強を進めていけます。
通信と同じようにテキストや過去の問題集を利用して勉強していきますが、講師からマル秘テクニックなどを伝授してもらうこともあり、何かと試験に役立つ内容が盛り込まれています。
また、周りに同じように試験に向けて勉強する仲間がいるので、モチベーションも維持していきやすい。
通信ではつい怠け心が出やすいですが、通学なら一定のペースを保たなければならないため効率良く勉強していけます。
このメリットは非常に大きいです。
この他、本番さながらの雰囲気の中で模擬試験を受けることができるのもメリット。
実際の診療報酬請求事務能力認定試験では、外来レセプトの作成と入院レセプト作成の実技試験2問、学科試験80問を制限時間3時間以内にこなす必要があります。
学科試験に1時間、実技試験に2時間が目安とされています。
模擬試験では時間配分の練習ができるだけでなく、シーンとした教室内の緊張感の中、問題と解く練習にもなります。
通信では時間配分の練習はできるとしても、こういった緊張感は味わえないので、通学ならではのメリットと言えるでしょう。
本試験では、緊張していつものペースで問題を解けなくなり、時間切れで不合格となってしまう人も多いです。
そういったことを考えると、緊張の場に体を慣らすことができる通学は試験対策にかなり有効です。
診療報酬請求事務能力認定試験を目指すのであれば、実務経験あるなしに関わらず、断然専門学校への通学がおすすめです。

最適な専門学校の選び方

医療事務の専門学校には様々ありますが、診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すのであれば、学校の選び方がまた違ってきます。
それは、医療事務の基礎知識となる内容の講座のみしかないところと、診療報酬請求事務能力認定試験に向けた対策講座も開講しているところとあるからです。
当然のことながら、診療報酬請求事務能力認定試験対策のために受講するのであれば、その対策講座を開講している専門学校を選ぶ必要があります。

 

例えば、診療報酬請求事務能力認定試験に対応した講座を開講している専門学校には、日本医療事務協会があります。
基礎知識を学ぶ医療事務講座とは別に、認定試験対策講座が開講されています。
こちらの講座の受講期間は1か月間で、医療費算定の基礎知識がある人向けの短期集中型となっています。
過去問題集を教材とし、試験の出題傾向を押さえつつ、合格する力をつけていくことができます。
模擬試験では、本番の試験のような緊張感を味わいながら、時間配分や解答するペースを掴んでいくことが出来ます。
採点では、弱点やポイントをしっかりアドバイスしてもらえるので、試験に向けて取り組むべき要点を押さえやすいです。
基礎固めと試験の予行演習ができ、万全の態勢で本試験に臨むことができます。
初勉者の場合、まずは通常の医療事務講座を受講して基礎知識を学び、その後、こちらの認定試験対策講座を受講する流れになります。

 

医療事務講座を開講している専門学校は数多くありますが、より良い条件での就職を目標するなら、診療報酬請求事務能力認定試験の対策講座が開講されている所を選ぶ必要があります。
医療事務の基礎講座のみの専門学校もあるので注意しましょう。
ホームページを見たり、直接専門学校へ問い合わせてみるのといいでしょう。
特に初心者の場合、独学や通信講座で難易度の高い診療報酬請求事能力認定試験に合格するのは非常に難易度が高く、しっかり効率よく勉強できる通学が試験対策に最適です。

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